みやけ雪子タイトル

2015年06月27日

(再掲)創作童話 「お金がなくてもたのしいくらし」

ある日、おとうさんが、しょんぼりとおうちに帰ってきました。
いつもより、早い時間だったので、おかあさんが、おとうさんにふしぎそうにききました。

「おとうさん、かいしゃでなにかあったの?」

おとうさんはしばらくだまっていましたが、「おしごとがなくなったんだよ」とかなしそうにいいました。

家族みんながおどろいて、だまってしまいました。

しばらくたって、おかあさんが、あかるい声で、こういいました。

「きにしない、きにしない。おかあさんがはたらくから、おとうさんは気にしないで。いままで、ながいあいだ、おとうさんはがんばったんだから、しばらく、ゆっくりしてね」

そして、おかあさんが、外に、はたらきに行くようになりました。
きんじょの、スーパーのレジのおしごとです。時間は朝9時から夕方の5時までです。

おかあさんが朝でかけるときには、家族みんなでおみおくりをします。
「いってらっしゃ~い」「は~い。いってきま~す」

お金がなくなったので、家族みんなでせつやくをするようになりました。

わたしは、かよっていた塾をやめました。ほんとうは行きたくなかったから、うれしかったんだけど、それはないしょ。

おねえちゃんは、ようふくをかうのをすくなくしました。いっぱいもっているから、私は
もうかわなくていいと思う。

おかあさんが、おしごとから帰ってきたら、おとうさんやおねえさんがつくったおりょうりをみんなで食べます。家族ぜんいんでごはんを食べるのは、とってもたのしい。

いままでは、おとうさんはおしごとがいそがしかったので、みんなとはあまりおはなしをする時間がありませんでした。いまは、おとうさんが時間がいっぱいあるので、いろいろなはなしをします。しゅくだいや勉強もおしえてもらっています。

わたしはおとうさんと長くいっしょにいられるようになってうれしい。

いままで、おとうさんは、毎日ほんとうにいそがしそうで、夜おそくまでかえってこないこともしょっちゅうありました。びょうきにならないかとしんぱいでした。

さいきん、おとうさんは、おしごとをさがしにいくようになりました。おとうさんがやりたいおしごとがみつかったらいいなあとおもうけれど、もうすこしおとうさんといっしょにいたいような気もしています。

でも、おしごとをしてたときのおとうさんは、いきいしていたから、やはりおしごとが見つかるように、おいのりしないといけないなとおもいます。

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